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本日のお遍路ログ

納経したお寺：2
累計納経数 ：40

走 行 距 離 ：64.5㎞
累計走行距離：873.7㎞

13日目 （3月20日）

時間の流れる速度

昨日、うちの上の子が幼稚園の卒園式でした。4月からは小学生です。
驚くほど早いです。
考えてみれば、自分の子供の時、一年は途方もなく長く感じたものです。それが大人になった今では、本当に早く感じます。
小さい頃は好奇心も旺盛で、周りの環境や出来事全てが新鮮で、初体験の連続でした。だから1日1日が長く感じるんじゃないでしょうか。 逆に大人になってからは、日々に新鮮さが薄れ、なんとなく過ごしてしまっている時間が多いように思います。
そういう意味では、このお遍路の毎日は新鮮で充実しています。
毎日知らない人から声を掛けられます。「お接待」と言って、みかんや飴など頂いたりします。 まだ二週間程ですが、その日どの時間に何をしてたか思い出せます。非日常の日々だからこそなんですね。

穏やかな天気とふやけた体

昨日までの春の嵐は止み、今日からしばらくは穏やかな天気が続きそうです。海も昨日とはうってかわって穏やかです。
分不相応な宿を出て、国道321号線までの4㎞がなかなかの酷道でした。坂道を登り続けます。 ふやけた体にムチを打つようにして、高知県最後の39番延光寺に向かいます。
30㎞程の道のりは初めを除けば、下りが多く楽に到着しました。
無事納経し「修行の道場」高知県を出て、「菩提の道場」愛媛県に入ります。
56号線からいくつかのトンネルと峠を越え愛媛県南宇和愛南町へ。 コンビニで休憩中に地元のおじさんとお話します。「しばらく天気良いみたいやから頑張って」と言われました。

季節の移ろいを感じます

ソメイヨシノのつぼみがだいぶ大きくなってきました。
40番観自在寺、ご朱印頂きました。
ここで少し時間があったので、足摺宇和海国立公園にある宇和海展望タワーに行ってみます。
山のてっぺんにあるタワーなので当然山に登らないといけません。坂を登りつつ多少後悔しながら到着。
近くには、終戦間際に投入された戦闘機「紫電改」の展示館がありました。
展望タワーではお客さんが他に誰もおらず貸し切り状態です。360度のパノラマは最高の景色です。
この頃、1日に一回は絶景を見ないとなんだか落ち着きません。
今日は少し黄砂が飛んでいて見えなかったのですが、コンディションが良ければ九州まで見えるそうです。
その後気持ちよく坂を下り宿に入りました。