20日目 （11月9日）

年齢も目的も違うが…

イッツ ア レイニーブルー。 雨降りのmorning。
歩き遍路さんにも、情報を教えれるようにもなってきたけど、歩き遍路と自転車遍路は違うと思っていたら、本当に早い歩き遍路の方もいる。
もちろん、その逆も。 太田屋では二人の歩き遍路さんと同じだったけど、今日で40日を越えている方と23日目という二人。 年齢の差もあり、目的も違う。 早ければ良いというのはないけど、本当に自分がしたいようにするのが、１番のお遍路の魅力。
同じような人はいなくて、かかえているものも違う。
会社の研修と、話のネタにしていたが、『いいなー！』と言われる意味が少しわかった気がした。
今日は雨。
もはや、カッパもシューズカバーも意味がないのは承知。
ただ、寒い。 体調管理は自分次第。

今治西高の学生も

雨は景色も変わるはずだし、『晴れてたら綺麗な景色なのかな？』と思ったりしながら走る。
携帯電話濡れるので、写真の数も減ってしまう。カバーしても何処からともなく水は入ってくるし、財布までも濡れてしまう。

もう、あきらめるしかないのです。 何とか延命寺。 最後のお不動様なので、しっかりお参り。 南光坊では、もう完全にズブ濡れ。 ここだけ名称に『寺』がつかないのが気になった。 本来なら自転車での研修だということはわかっているのだが、寒すぎたので、歩くことにした。 トレッ君を今治駅に預け、濡れた服を着替えて、荷物はコインロッカーに。 温かいうどんを食べた。 寒さ対策もでき、歩いて泰山寺へ向かう途中、今治と言えば、タオルか高校野球で有名な今治西しか知らんなーと思っていたら、今治西高校に遭遇。 色んな生徒が、大会で成績を残していた。 他の高校も垂れ幕をよくみる。 四国の学生は、前にも書いたが、挨拶もきちんとする。 『優秀だな。』と感心した。 その後も雨は降り続く。 歩き遍路はアスファルトを歩くより、遍路道のほうが良いと聞いた。 なるほど。 確かに雰囲気はある。 あのステッカーにしても、遍路道にしても、誰かが好意で管理しているのかな？ ときわ旅館のご主人だけではないだろう。 雨の中の栄福寺を打ち、仙遊寺へ。 遍路道には、かなりの数の看板が掲げられていて、迷いは少ないのかも。愛媛県は遍路ステッカー多く感じたけど、歩き遍路の方曰く、やっぱり徳島が一番多いのだとか。 何よりも自然を感じられるのかな。 花や虫に目が行く。 ただ、雨降りは滑りやすいので、気をつけないと。

天然温泉でツルツルに

紅葉を少し感じながら、仙遊寺の仁王門に到着。 雨降りの中、写真を撮っていただき、弘法大師が湧出させたといわれる、御加持水を口に含み、本堂へ。 納経を済ませ、今日の宿は仙遊寺宿坊。 天然温泉で精進料理が有名。 玄関には、靴の乾燥機が！ 嬉しかったけど、臭いがヤバい… 『相部屋になるかも』と言われ、だだっ広い部屋に通される。 結局誰も来ず一人でした。 この部屋の天井には龍の絵が描かれてあり、綺麗だった。 そして天然温泉へ。 住職が自ら掘り出したらしい。 肌がツルツルで最高です。 夕食は肉、魚を使わない精進料理。 ねぎ、にら、にんにく、らっきょう、あと１つ忘れましたが、材料はそれだけしか使ってない。 今日はダイエットかな。 宿坊には合計20人くらいいた。 お遍路さんだけではなく、結願した人や旅行、リピーターもいる感じがした。 そして取材も。 明日朝は御勤め。 住職の話に涙する人もいるとか。 早く休んで明日に備えよう！ それにしても、夜は忙しい…