お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:4
累計納経数 :86


走 行 距 離 :49㎞
累計走行距離:1386㎞


28日目 (11月17日)

やっぱり学生にはかなわない

早朝、本日の予定をお話しながら御飯をいただき、歩き遍路のお二人は車で少し送ってもらうことになり、ここでお別れ。 巡彩庵は朝晩絶景で、癒されるお宿でした。

そして自分は、一宮寺まで大通りをひたすら走るが、なかなか遠い。
上り坂を走るのは勘弁だったので、海に近い道を走ったので遠回りになり、意外にしんどかった。 長い距離の大通りは、大きな看板だけが目印なので、間違えてないかとか不安が多い。
そして間違える。
なんだか時間がかかった。
そして一宮寺。
とても静か。 月曜日はツアーのお遍路さんがすくないので、ゆっくりできる。 地獄に通じているとされる、石の祠が印象的でした。
屋島寺へは高松市街を通り、自転車も走りやすかったけど、交差点では地下へ入ることがあったりで、人も車も多くて都会でした。 もくもくと走り、屋島寺へ向かうドライブウェイで止められて、自転車は通行不可とのこと。
話には聞いていたけど、自転車停めるところに困り、琴電屋島駅に停めることに。そこからバスで行きなと教えてもらい、バスで向かうことに。
さすが、バスは早い早い。
あっという間に到着し、巡礼。 屋島寺には、ジブリ映画の平成狸合戦ぽんぽこにも登場した日本三名狸がいる。
帰りもバスで帰ろうとしたけど、歩いたほうが早いと教えていただき、下り始めると中学生がたくさんいて、中学生と競争。
完敗でした。

うどん そして うどん

自転車を置いている、琴電屋島駅で六車夫妻と待ち合わせ。 今日は、18番観音寺でお会いした、六車夫妻と屋島寺を終えたあとに待ち合わせをして、うどんを食べに行くお約束をしていました。
すぐ近くにある屋島神社にあるうどん屋『わら家』でお昼御飯。 釜揚げうどん。 出汁がアツアツ、生姜にネギを入れ、うどんをつけて、ツルツルっといただく。
美味しい~!
大を頼んでいたけど、ツルンと食べちゃいました! しかもご馳走にもなり、申し訳ありませんでした。
もう一軒うどん食べに行こうと、八栗寺まで車で先に行くと、道まで教えてくれながら向かうことに。 さすがに車は早いけど、ケーブルカーまでわりと早く着いた。
下で自転車みてるから行ってきなと、本当に申し訳ないけど、甘えることにした。 すぐにケーブルカーに乗って巡礼へ。 天気がいまいちで少しあめが降ったりして、ちょっと残念でした。
八栗寺は商売の神様。 京都の友達のお店がオープンして一年なので、お祝いのお札の御守りもゲット!
六車夫妻にお待ちいただいている八栗登山口へ、再びケーブルカーで戻りました。
そして、山田うどんへ。 そう、佐藤が徳島へ帰省したときに送ってくれる、あのおうどんです。 天ぷらうどんをいただくことに。
香川のうどんはあまい。 大満足!また、ご馳走になってしまいました。
話をしていると16時過ぎで、志度寺へ。

六車夫妻は自宅が志度寺付近なので、志度寺もご一緒してくるとのこと。 ちょっと飛ばして向かうと、自転車のお兄さんに『どちらから? あっ、お遍路さん。』と言ってスゥ~っと抜かれました。ロードタイプは早いなーなんて思ってたら、志度寺までこっちのほうが早いから、一緒にいこうと、少しでしたが、一緒にサイクリング。 会社の研修に驚かれ、また会社提供の自転車に何とも言えない表情をされていました。
平賀源内の像も一瞬だけみた。
六車さん、きっと途中で待っててくれてるけど、ショートカットしたから大丈夫かな?と思いながら自転車のお兄さんと記念撮影してると、六車さんも来てくれて、取り敢えず納経してもらうことに。
やはり待ってくれていたみたいで、申し訳なかった。
自転車のお兄さんとお別れして、納経には間にあった。

お気持ちが入っているもの

そのあとお経を読ませていただき、六車さんともお別れ。
寒くなるからとカイロ、鼻水出るからとティッシュ。甘い御菓子、八栗寺で待ってる間にヨモギ饅頭を買ってくれた。
六車さんとのきっかけは、観音寺で六車さんの納札がなくなり、納経所にも売ってないので、自分のをお分けしたのが始まり。井戸寺も一緒になり、そこでも納札をお分けして、自分の父親と名前が同じなど色々話して気が合い、香川で会おうということになり楽しみにしていた。
極めつけが、新品の納め札が入っていて、残ったら次の研修の方にと。 すべてのものにお気持ちが入っていた。
色々やってもらいすぎて申し訳なかったけど、楽しかったと言われ、別れがつらかった。 もう暗くなるからと、お別れしました。
とても親切に道を教えてくださる旦那さま、笑顔が素敵で、本当に優しく気持ちのある奥様、感謝しています。
そして長尾寺へ。 すると、ものすごい大雨に。
荷物にカバーをかぶせ、後はどんなに雨が降ろうと全く気にならず、涙の雨かなー?心を洗ってくれてるのかなー?なんて思いながら走った。
確実に鍛えられている。
ながお路へ到着。 ビショビショだったのに、またご主人が優しいこと。 雨で濡れたにも関わらず、全く気にせずに親切に対応していただいた。

お風呂に入り、お腹いっぱいだったけど、食堂へ行くと、男性四人中、二人は知っている方。
まだこんなとこおるんかいな~(笑)
って感じで、お話してると御飯も美味しく食べれてしまう。 ご主人に理由をお話し、白飯は食べれませんでしたが…
親切を痛感し、その親切を受けとる大切さも学んだ1日でした。
同じものでも、気持ちが入っているのと入っていないので、全然ものが違う。 同じお金なのに、御接待でいただいたものは使えなかったりする。 気持ちを込めるということは、これからの人生とても大切であり、再度学ばせていただいた。
感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。