お遍路

本日のお遍路ログ

八十八箇所霊場

納経したお寺:2
累計納経数 :45


別格二十霊場

納経したお寺:1
累計納経数 :8


走 行 距 離 :77㎞
累計走行距離:1093㎞


15日目 (11月10日)

橋の下には…

悪夢のようだった昨日から、今朝は雨も止んで回復傾向だ。
霧で薄暗さも感じる大洲市内を走る。週明け月曜日は、行き交う車も心なしか急いでいるような感覚に陥る。
ホテルから3キロ程で、別格8番十夜ヶ橋に到着。
この名前の由来は、弘法大師がこの地で泊まるところがなく橋の下で寝たが、その日は寒く一夜が十夜に思えたというとこから名付けられた。 橋の下で弘法大師が寝ているので、橋の上で杖を突いてはいけないというルールがあるらしい。 参拝後、早速その橋の下へ行ってみると、横になられている弘法大師が奉られていた。
なるほど。
すると、前の川に鯉のエサが売っている。 川を見ると、鯉の大群!何匹いるか数えられない。 せっかくなので、鯉にエサをあげることに。 1カップ¥50。カップ一杯にすくい、川へ投げ込む…もう訳がわからない状態。近くにいた鳩も近づいてくる。
みんなこのエサを待っていたのか?やはり生き物に食料は大切なエネルギー源。
昨日の教訓。

原田くん

一通り仕事の電話を済まし、向かうは44番ではなく、45番岩屋寺。
自転車では、ぐるっと回って45番から打って、44番に戻るルートの方が楽なようだ。 その前に久万高原までかなりの道のり。晴れ間も差してきたところで、軽快に走る。
なかなか歩き遍路さんがいないなぁと感じていた時に、前方で歩いている方が! しかも若そうだ。声を掛けてみると、やっぱり若い。原田くん(22歳)で、現役大学生。 岡山出身で、今日が24日目とのこと。
少し一緒に歩きながら、お話させてもらうことに。 11月26日にみんなでUSJへ行くので、それまでには結願したいとか。 ぜひ無事に結願して、USJだけでなく、大阪を満喫してほしいものだ。
原田くんとお別れ後、道の駅でたらいうどんを食べる。まだ10時半だったが、昨日のことがあるので、峠に差し掛かる前に食べておきたかった。
かなりビビっている・・・
道の駅出発後、まもなく真弓峠に差し掛かる。ゆるやかな坂道とぐねぐね曲がる道。 足には多少こたえたが、休むことなく峠を越えた。昨日に比べれば、楽に感じる。
久万高原町に入ると、一気に下り坂。 44番と45番方面への分かれ道も、迷うことなく45番方面へ。 風向きが変わり、向かい風で多少きついが、今まで経験してきたことを考えると何てことない。 岩屋寺までも休みなく、計画通りお昼に到着した。

紅葉がすごく綺麗

売店であんパンを買い、少しお腹を満たそうと食べていると、売店のお母さんがバナナのお接待。 自分が食べるつもりで持ってきていた分を分けていただいた。食べながら色々と話をさせてもらい、岩屋寺の参拝へ。
本堂まで階段で約20分との標識。実際には10分程度で本堂到着。 かなり雰囲気あるお寺。時間もあったので、隅から隅まで見て回った。 なかなか見ごたえのあるお寺である。
駐車場へ戻り、売店のお母さんに記念撮影をお願いし、お別れ。すごくかわいらしいお母さん。有り難うございました!
44番大宝寺へ行く途中、紅葉がすごく綺麗だった。思わず立ち止まり、写真撮影。 さすがにこの当たりは標高も高く、四国の中でも紅葉は早いようだ。
大宝寺までの道も、登り下りと交互にあったが、難なく到着した。 かなり坂道には慣れてきたようだ。
大宝寺を打ち15時すぎ。今日はここで終了で、宿はここから約7キロ程の桃李庵さんを予約しているので、移動することに。
コンビニで休憩していると、1台の車から「櫻井さんですか?」と声を掛けられる。 桃李庵さんのご夫婦だった。自転車だったので、すぐにわかったらしい。 この先を道を教わったので、迷うことなく桃李庵さん到着。
暖炉があり、温かみのあるお宿で、お遍路経験済みの御主人から色々とアドバイスをいただく。
明日からは、札所の乱れ打ちになりそうだ。