4日目 （4月8日）

ホントの修行とは

今朝は5時に起床し準備を済ませた。6時半に出発し恩山寺へ向かいます。 今日もがんばるぞーっと思いながら宿を出ました。 が、本日最初の恩山寺へ向かう途中でチェーンが外れます。何とか自分で治し、テンションを上げて再スタートしました。 次の立江寺では、新宿区から来られた68歳の方とお話しが盛り上がりました。そのお話しの中で、立江寺の前にある「酒井餅本舗」の立江餅が有名とのことで、後で食べてみました。 疲れた身体に、とても美味しく感じました。 目指すは鶴林寺！ 最後の坂がキツイとは聞いていましたが、でも焼山寺よりもマシだと聞いていましたが、ここの急勾配は真面目にキツイ。 今までの足の疲れなのか？とても自転車をこいでは登れず、自転車を引きづりながら歩きました。 河のせせらぎ、虫の音。最高に自然の中です。 休憩後に自転車を押しながら進んでみるけど、また休憩… 残り1キロの看板を見て、またひと休み。 周りを見渡すと青木ヶ原樹海のようでした。夜は電灯もなく、恐いんだろうと感じました。 頭からは、汗がポタポタと流れ止まりません。 これがホントの修行と言うものかと思い知りました。

これまでにない達成感

	しかし、まだまだ徳島県。先は長いぞ！頑張れっと自分に言い聞かせながら、残り1キロの鶴林寺を目指すことにしました。 鶴林寺に着いた時には、これまでにない達成感があり、つい駐車場で「やったー」と声をあげてしまいました。 本当に嬉しかったです。 お参りを済ませると、汗をかいた背中がとても寒くなり上着を着て下山。今日の宿である「そわか」を目指します。 急な下り坂を慎重に降り、お風呂に入りたい気持ちで、一生懸命自転車をこぎました。

感謝しなきゃダメよ

	そわかは、社長の薦めで宿を取りましたが、建家も綺麗でお風呂も広い。 最高です。 また、社長はじめ先発の何名かがこの宿に宿泊させていただいていることもあり、受付の女将の娘さんも、「あーあの会社の」って覚えてくれていました。 お風呂から上がり、受付横でのんびりしていると、ブルドッグのはなちゃんが寄ってきたので、マッサージしてあげました。 とても気持ちよさそうな顔で、途中でマッサージをやめると、「最もやってよ。」みたいな顔をしてこちらを振り向くので、ついつい夕飯の時間まではなちゃんと遊んでしまいました。

夕食は焼き魚などが並び、とても美味しくいただきました。
向かいの席の村松さんは長野市出身で、ビックスクーターで全国を走っているとのこと。ちょうど、九州を廻り終えて、船で四国入りしお遍路をまわっているとのことでした。
色々な地を廻っているだけあり、お話も非常に面白かったです。私が自転車でまわっていることを話すとビックリしてました。
食後に女将さんとお話をすると、社長のことをホントによく覚えていました。
「研修で約1ヶ月も旅をさせてくれる会社なんてないんだから、社長のことを感謝しなきゃダメよ。」っと女将さんから言われました。 ホントに感謝です。