納経したお寺:2
累計納経数 :45
走 行 距 離 :68.5㎞
累計走行距離:1055.7㎞
愛媛県知事は自転車好きらしく、しまなみ海道の自転車通行料金無料化などを通じて、サイクリストの聖地を目指しているらしいです。
道路脇の自転車専用レーンなどがもっと充実して、車のドライバーもサイクリストも歩行者も、みんな安全に、ストレスも無く通行できるようになって欲しいですね。
今日も雨の心配はなさそうです。
昨日までの白っぽいもや?のようなものは北風が吹き飛ばしたのか、空は青色です。
代わりに「寒の戻り」で冷たい風が吹いて、気温8度くらいです。
これくらいなら寒いうちに入りません。
なんせ雪の焼山寺を経験したので。
朝早く出発です。
順調に56号線を東へ進みます。内子市内からは379号線です。ここから次第に山道に入ります。小田川沿いに川を遡るように進みます。
途中の露店で休憩していると、シイタケを運んできたおじさんとお話します。 「若い時、冬の名古屋から富山までキャンプ道具を背負って行こうとしたが、高山で吹雪に遭って断念した」という話を聞き、「ようそんな事をしようと思いましたね」と話は盛り上がりました。 道は380号線の小田・真弓峠ルートを進みます。ここらへんは小田川の峡谷になっていて、斜面に石積をした上に住居が建っているようなところです。 当然の坂を一番軽いギヤでひたすら登ります。なかなか手強い峠でしたが、なんとか真弓峠(標高600メートル)も制覇! 頂上を少し過ぎると久万高原町に入ります。あとはほとんど下りで最後に坂。 44番大宝寺。 樹齢何百年という杉林の中にある静かなお寺でした。 走っていると気付きにくいですが、高原地帯なので気温が低いです。 7度くらいです。 近くの道の駅で昼ご飯を食べ、出発しようとした時に松山から来たご夫婦から「自転車でお遍路?」と声を掛けられます。 お決まりになった「じつは会社の研修で~」と話をすると、「それはスゴい研修やなぁ」と周りの人からも「ホォ~」と言われます。チヤホヤ居心地が良く、予定外に時間を過ごします。 |
そして45番岩屋寺へ向かいます。
ここも峠越えで結構足にキテます。そして下り。「そんなに下らんでいいのに…」と思うくらい下ります。
この道、明日は引き返して松山方面へ向かうのです。
途中、今日の宿の国民宿舎古岩屋荘で、大きい荷物を預けて45番岩屋寺へ。 駐車場から結構石段を上がります。山の中腹くらいの岩壁に埋もれるようにして本堂がありました。 本堂、大師堂で納経を済ませ納経所へ。そこで「せりわり禅定」をしたいと申し出ると鍵とお札を頂けます。 「せりわり禅定」とは大師堂の脇にある門から入っていき、山道沿いにある無数のお地蔵さん?仏像?に一枚一枚に願い事を書いたお札を置いていきます。最後の一枚を置いたところに鍵の掛かった行場があります。ここから鎖やハシゴを伝って登っていき、一番上にある不動明王様にお参りするというようなものです。注意書にも「万一お怪我なさっても責任は負いません」と書いてあります。 なかなか大変な修行です。 「まだ昇るのはいいが、下りは怖いなぁ」とか思いながら一番上まで上がりました。ほんとに崖の上です。 怖いです。 納経所に鍵を返した時には、なんだかんだで1時間20分も掛かってました。時間に余裕のある時にした方が良さそうです。 「今日は最後のお寺から宿が近くて良かった」とつくづく思った一日でした。 |