お遍路

本日のお遍路ログ

納経したお寺:6
累計納経数 :11


走 行 距 離 :66㎞
累計走行距離:185㎞


2日目 (10月28日)

別格1番大山寺に挑む

夕べは早く寝たので、朝5時ごろには目が覚める。。んっ?どうやらお隣の方はもうそろそろ出発するみたいだ。
お世話になった民宿で一緒になった佐賀からお越しの男性は、いつかは行きたいと考えており、今回ようやく行く機会が出来たとのこと。 門司港からフェリーで14時間かけて徳島港へ来て、1番から歩きで回られている。 本当に寒くなってくる前の12月中旬までには何とか結願したい!とお話されていた。
と、お隣の方が早く出発された訳は、自分と同じ別格1番大山寺にも行く予定。民宿の女将さんから「ここから歩いて2時間。かなり険しいよ!」と二人ともびびらされたからだ。
自分も早く準備して、7時ごろには出発。佐藤さんからも12番の焼山寺並みだ!と聞かされていたので、ある程度の覚悟で挑む。

お話したいのに…

最初から坂道が続くがまだ何とか行ける勾配。
途中で危うくへんろ道へ行きそうになったが、落ち葉の数と山道特有の暗さから、これは危ない!と途中で引き返す。これが正解!車でも行けるはずなので、舗装された道を進むと少しずつ険しくなってくる。
途中、看板に「いやしの道」と書かれていたが、息切れしてる自分にとってはただの険しい道。道が少し悪くガタガタしてきた頃には、さすがに自転車は押して上がる。
うっ!!足にくる!乗っている時は太ももだが、押している時はふくらはぎ。汗だくになりながら登ると目の前に休憩所が。しかも誰かいる!少しお話がてら休ませてもらおうと、、、
しゃべれない方達でした。
一気に疲れが来たが、まだ2キロもある。何とか踏ん張り登りきると、大山寺到着。
頑張った分だけ景色は最高!参拝後の下りはかなりスピードが出てしまう。気を付けて下りながら、よくこんなとこ押して上がったな~と数分前の自分を尊敬。朝一で一番きついところに行くと、あとの道は楽に思えてくる。
6番安楽寺では、納経してくれた女性の方が、「そういえば自転車で60代の男性もお見えになられましたよ」と。北野社長?かと思ったが、どうやらそれは今日の話。社長といい、その方といい、まだまだ元気な60代の方達に支えられているのだなと実感した。負けてられないっ!
その後、8番熊谷寺で、お経の詠み方を女性の方に教えて頂いた。もう3回目でさすがに今は車で回っているが、自転車もちょっとだけ乗ったよとのこと。お尻が痛いよねと共感してくれた。

地元の学生に負けた

昼になったところで宿の予約。明日は朝一で焼山寺へ挑みたいため、佐藤さんや小原さんも泊まった民宿明日香さんへ連絡。空いてなさそうな感じだったが、「会社の研修で、、自転車で、、」と言うと、「あぁ~佐藤さん、小原さんと一緒の?」と女将さん。二つ返事で「いいよ!」と快くオッケーしてくれました。女将さん、先輩方、本当に有り難うございます!
お昼ご飯は、10番切幡寺近くのうどん八幡へ。
名物の八幡うどんを頼む。大きな器で出てきた。つるとんたん系だなと思いながら、一気に啜る。これまた上手い!確か佐藤さん実家の近く。こんな上手いとこあったんですね。
腹ごしらえをした後は、切幡寺の階段が待ち構える。1、2、3、4、、、332、333!!確かに!
登りきると、結構な人。どうやら団体の方達のようだ。みんな声を揃えてお経を詠む。これは迫力があるなと感じながら、一応下りの階段も数えてみた。変わらず!

それから11番藤井寺を参り、途中、警察や外国の方から話掛けられながら、民宿を目指す!距離は30キロ弱あったが、今の自分なら1時間半ぐらいで着くはず。5時前ぐらいになり、女将さんが「暗くなるから気を付けてね!」と心配して電話してきてくれた。 まだ日の入りまでは時間があったが、ライトを点灯し、先を急ぐ。
長い坂道でママチャリの学生らしき男の子に呆気なく抜かれ、思わず「すげー!」と口に出てしまった。さすが地元の人は強い。
5時半頃には民宿に着き、何とか今日も走りきった。ご飯の最中、阪神ファンの女将さんと話が盛り上がり、僕の位置からは見えないテレビで日本シリーズを観戦中のご主人がわざわざ実況してくれる。
ご飯もおいしかったし、明日も頑張れるぞ!