お遍路

本日のお遍路ログ

八十八箇所霊場

納経したお寺:6
累計納経数 :17


別格二十霊場

納経したお寺:1
累計納経数 :2


走 行 距 離 :58㎞
累計走行距離:243㎞


3日目 (10月29日)

噂の12番焼山寺へ

さて、今日は噂の12番焼山寺に挑戦。
の前に、用意して頂いた朝食を食べようと腰を下ろしたら、女将さんの第一声が「昨日、阪神負けたな~」本当に好きみたいで、甲子園にも応援に行かれるほど。 そんな女将さん、本当に優しく、「焼山寺いってどうせ戻ってくる道やし荷物置いていき!」とのことで、甘えることに。民宿を出発する前に記念撮影にも快く応じてくれた。

では、行ってきまーす!
女将さんの話では民宿から往復4時間はかかるとのことなので、あとに備えて平坦な道はあまり飛ばさずウォーミングアップがてらゆっくりペースで進む。 少し寒かったが、走ってるうちに体は温まってきた。2キロ程でゆるやかな坂道に入る。まだまだこんなもんじゃないはず。 ここも焦らずペダルを回転させるイメージで登って行く。
まもなくいきなり急な坂道に突入。頑張って最初は乗り続けたが、ここであまり無理するのも後に響くと考え、押して上がることに。。えっ!!軽い!荷物がないとこんなにも軽いのか。前日の別格1番大山寺の時と比べるとだいぶ楽。 これなら普通に歩いているのとあまり変わらない。ちょっと言い過ぎかもしれないが、前日の経験が生きた。
途中、何やら作業をしている人を発見。林業関係の方かなと近づくと、路肩にたまって重くなっている落ち葉や枯れ木を扇風機のような機械で飛ばしている。 そして、もう一人の方が、それをかき集める。そうか!こうやって道をキレイに保ってくれているのだ。車では恐らく見落としていただろう。
「お疲れ様です!」
と声を掛け、キレイになった道を見ては自分も清々しい気持ちになった。

検討を誓い合う

その後、前日よりも長く坂道は続いたが、いつの間にか12番焼山寺到着。頂上はかなり気温が低く、今日は7度ぐらいらしい。
汗をかいていたので、さすがに寒い!無事に参拝後、スピードには気を付けてゆっくり下る。 それでも寒い。やばいなーと思っていると日が差す場所に出て、太陽が体を温めてくれた。
民宿には3時間かからないぐらいで帰ってこれて、再び女将さんに別れを告げる。本当に無理いって泊めて頂き、有り難うございました!
次は13番大日寺へ。道中歩き遍路の方を何人も見る。その1人で、自分と同世代ぐらいの男性を発見。
名田さん、29歳。僕と同じ大阪市から来られているようで話が盛り上がる。僕より1日前に大阪市を出発し、電車→フェリーを乗り継いで徳島に。 焼山寺もきつかったが、ロープウェイのある21番太龍寺も歩き遍路にはきつい模様。12月初旬での結願を目指しているようで、お互いの検討を誓い、写真も一緒に撮ってもらった。
ぜひ結願してほしい!
その後、13番大日寺→14番常楽寺→15番国分寺と距離が近く、ずっとお坊さん付きの団体の方達と一緒だった。 「自転車で来てます。研修です。」と皆さんに説明。すると、お接待でみかんのかわいいキーホルダーを頂き、早速ザックに付けてみて、かわいさUP!
「兄ちゃん、自分の写真撮られへんやろ?」とお坊さんに写真も撮って頂いた。一緒に入ってくださいと誘ったが「偽物の坊さんやからええわ(笑)」とあっさり。 お坊さん曰く、兄ちゃんとこの会社はこれで安泰やなとお誉めの言葉を頂き、先へ進む。

疲れた体に染み込む美味さ

17番井戸寺の前に、昨日時間がなく寄れなかった別格2番童学寺へ。本当は13番へ行く前に寄るのが普通だが、高低差を考えあとに取っておいた。

自分の判断はよく、距離は多少あったが、ずっと平坦な道で童学寺到着。88ヵ所と比べると人は少ないイメージだが、ここも自分しかいない。 お経を詠み終えた時にご夫婦で別格を回られている方達に出会い、みかんとあめのお接待を受けた。88ヵ所は結願し、別格も回りだしたところのようで、写真を撮らせてもらい、「頑張ってね!」と握手をしてお別れ。
早速甘いあめを頂いたが、今まで食べたことのないような旨さ。疲れた体と人の温かさでこんなにも美味しいのかと感激した!
今日の最後は17番井戸寺を打ち、徳島市内のホテルまで移動。夜ご飯は徳島出身の佐藤さんが昔よくいっていたという徳島ラーメンの店で頂き、イルミネーションを見てホテルに戻る。
今週末はついに雨予報。雨対策を考えながら足のマッサージも念入りに。