お遍路

本日のお遍路ログ

八十八箇所霊場

納経したお寺:5
累計納経数 :70


別格二十霊場

納経したお寺:1
累計納経数 :16


走 行 距 離 :46㎞
累計走行距離:1422㎞


20日目 (11月15日)

香川県に突入

朝起きると、隣の部屋からガサガサする音。 どうやらマイクはもう出発するみたいだ。
朝一で、別格の箸蔵寺へ行くと言っていた。 あんなによく喋るマイクも、部屋の中ではさすがに静かだったようだ(笑)
自分も準備を済ませ、朝食を食べてから出発。
66番雲辺寺へ。
ロープウェイで山頂まで行けるため、まずはロープウェイ乗り場を目指す。 昨日、一気に下ってきた192号線を約10キロ引き返さなければならない。 緩やかな坂道が続くが、昨日下りながら思っていた以上のしんどさはない。 10キロを30分程で分岐点に戻ってこれた。
ここからが、本番。トンネルまでの坂道が険しいと聞いている。 でもこれぐらいの坂道は慣れている。 きついことはきついが、何とか登りきると、香川県に突入し、また下る。
晴れてはいるが、寒すぎる。坂道でかいた汗が一気に冷える。 汗は多くかくくせに冷え性なので、手だけは冷えきらないように、アンダーシャツを手袋の中まで入れて進む。
ロープウェイ乗り場の標識を頼りに途中からまた登り出した。乗り場まで約3キロ。もう少しだと言い聞かせ、行き着いた先は・・・通行止の看板。
やってられない・・・もっと早くに出しておけよとキレそうになる。

香川といえば…

仕方がないので、迂回路へ回るが、下り坂。嫌な予感。
下りきったところで、また乗り場への看板。そして坂道。
やっぱり!!
そんなこんなで、何とか乗り場に到着。宿から25キロも走っている。
ロープウェイは20分おきで運行。21番太龍寺と同じ運営会社のようだ。 しかし、さすがに土曜日。人は多い。観光だけの方達もいる模様。
山頂の気温は3℃。昨日は1℃だったらしい。 白い息が出る。だが、晴れているので清々しかった。
帰りもロープウェイで下山後、向かう別格16番萩原寺は山の麓にある。
弘法大師生誕の香川県は別格の標識もしっかり用意してくれているので、迷うことなく到着。 相変わらず自分の他に参拝者は居てないが、念数玉もかなり集まってきた。
そこから、67番大興寺へ行く途中に、うどんの看板。
よし来た!
香川に入れば、うどんを食べまくろうと楽しみにしていた。 七味を目一杯かけて食べるのが自分好み。あっという間に完食。

良いタイミング

大興寺までの道のりも標識がしっかり案内してくれる。
駐車場で、神戸からのご夫婦とお話をさせてもらう。 この土日で、残り香川県を打てば結願。『お互い安全運転で!』とお別れ。
次に到着したのが・・・うどん屋
本日2件目。うどんなら味を変えて何杯でも食べれそうだ。 穴子の天ぷらがめちゃでかい!この大きさで¥100という安さ。 ネギをたんまりかけて、一気に啜る。
店のおばちゃんが、68番・69番に行くなら先に70番本山寺を打った方が良いと教えてくれた。 確かに本山寺は、68番・69番に向かう途中にあったので、先に打つことに。
仁王門の前で地元のおばちゃん達が甘酒のお接待。『兄ちゃん若いから!』とたっぷり入れてもらい、内緒でみかんもいただいた。
しかもこのお接待は年に1回とのこと。お遍路に来てから何もかもタイミングが良すぎる。 いや、悪いときもあったが、それを跳ね返すぐらいの温かさをいただいているのだ。
68番神恵院・69番観音寺は同じ敷地内にある。 神恵院の本堂は打ちっぱなしのコンクリート。
かなり近代的だ。
参拝後、裏の坂を登ると銭型展望台。 これは凄い!「寛永通宝」が浮かび上がっている。今日は、天気も良かったので綺麗に見えた。 一応、砂絵の近くにも寄ってみたが、さすがに立入禁止。近くで見ると、結構デコボコしている。 今日の宿はこの近くなので、ここで終了。
料理旅館でご馳走を頂きながら、歩き遍路さんと今までの道のりを振り返る。