8日目 （4月2日）

出発が名残惜しい

	美園さんで出していただいた朝食のノビルの美味しさに感動。 朝食を食べながら、お互いの目標地点、周辺スポット等の情報交換。 そして宿泊者の皆さんに挨拶をして、名残惜しく出発。 皆さん良い方ばかりで、最後まで楽しい時間を過ごせました。 ありがとうございました！ 同部屋の方から「神峯寺は坂がキツいから気をつけてね」と心配していただきましたが、もうこのくらいの坂はへっちゃらです！ 坂をかけ上がり27番神峯寺に到着。 参拝後に、駐車場横のお店でゆずジュースを買って一休み。 すると、同部屋の69歳の方が登ってきたところに遭遇。 ベテランさんのスピードに驚きです。

崖の下のカフェ

	今日も海岸沿いを快走していると、気になる看板が。 「空海の洞窟」と書かれており、どうやら喫茶店のようだ。 しかも看板が指す方向は大きな崖。 期待しながら向かってみると、崖の下が大きい洞窟のようになっておりそこにすっぽりとお店が建っている。 しかし、既にお店は営業しておらずがっかり。 お店から見える景色はどうだったんだろう。 みくろ洞といい、洞窟運がないようです。 今回は残念でしたが、道中のこういう出会いは楽しいです。

宿探しにあたふた

宿仲間の皆さんに聞いたサイクリングロードを突っ走り28番大日寺へ。 参拝が終わり納経所に行くと、窓口のおばちゃんと海外のお遍路さんがずっと話し込んでいる様子。 聞いてみると、海外お遍路さんが必死に話すも、おばちゃんは全然英語が分からず困っているんだとか。 僕も全く英語は分からないのですが、後ろに結構な列が出来てしまっているし勇気を出して話しかけてみる・・・ すると、カナダから来たお遍路さんで日本語が全然分からず、スマートフォンもないので宿探しに大苦戦しているよう。 ・・・と、これを聞き出すだけで5分かかり・・・ さらに聞いてみると、もともと目星をつけていた宿があり、連絡したいが電話がかけられないとのこと。代わりに電話してみると、その宿は既に廃業してしまっているようで・・・   さぁ、困った。 とりあえず宿を検索してカナダ人お遍路さんに提案してみるも「距離が遠い」「金額が高い」となかなか気に入ってもらえません。 そこから30分以上、調べて電話してを繰り返し、やっとのことで宿が決まりました。 熱い握手、いやシェイクハンドを交わし、その方は「You are my friend！」と笑顔で言い残し、颯爽と宿へ向かっていきました。 もの凄く疲れましたが、四国に来てからたくさんの人から受けた多くのご厚意に対して少しは恩返しできたのかな？と思いました。

ぐいぐい行っていい！？

	宿に到着し、楽しみにしていた「ひろめ市場」に行きました。 洗濯や翌日の準備をしてから行ったので、閉まってるお店もちらほら。 でも、平日なのに人が多く、席がなかなか空いてない。 やっと席の空いてる店を見つけ、カウンターで食事にあり付きました。 お店の方曰く、今日は全然空いているとのことで、僕が座るとこないと思ってたところも、もっとぐいぐい行けば座れるとのこと。 高知の方はそのくらい強引でも、平気で受け入れてくれる。

「来るものは拒まず」と「近い距離感でのコミュニケーション」が高知県の方の特徴らしい。
早速、団体と団体の間に入っていくと、すんなり受け入れてくれいただけました。 色んな世代の方がいて、距離感の近さを肌で感じ楽しく過ごせました。